戦後日本を支えたスタージュエリー

スタージュエリー誕生
空襲の跡が生々しく残っており、生きるだけでもやっとだった1946年に、スタージュエリーは産声を上げました。
今でこそファッションを自由に楽しむようになり、好きなアクセサリーを自由に身につけることができる時代です。
しかし当時は、アクセサリーを楽しむ余裕はありませんでした。
ただ余裕が全くない状態であったにも関わらず、スタージュエリーは強く逞しく時代を駆け抜けたのです。
理由は、女性を輝かせることに強いこだわりがあったからでしょう。
スタージュエリーが人気の理由
スタージュエリーは自社工房を構え、どんな要望にも快く応えてきました。
どんなワガママも受け入れて、対処してきたのです。
また、日本で初めて「ピアス」を取り入れたのも大きいでしょう。
ピアスそのものは大昔から既に存在しており、日本では縄文時代の頃から愛用されていたそうです。
しかし当時は「ファッション」というよりも、権力の象徴やおまじない的な意味合いで使われていたかとおもいます。
「ファッション」の意味合いでのピアスであれば、スタージュエリーが日本初です。
アクセサリーの概念を変える
時代が進み、アクセサリーは一般的にも広く浸透してきました。
しかし時代が進んでも、アクセサリーは「財産」の一部でしかなかったのです。
そこでスタージュエリーは、アクセサリーはを財産ではなくファッションの一部としての認識を広めていきました。
「アクセサリーはファッションの一部」というのは今では当たり前のことですが、当時は革新的なことだったのです。
スタージュエリーの思いが凝縮されたのが、結婚指輪でしょう。
中でもイニシャルが刻み込まれている結婚指輪は大変な人気となり、今では主力として君臨しているほどです。
21世紀のスタージュエリー
21世紀に入ると、日本だけでなく世界各国のジュエリーブランドが日本へ集結しました。
ジュエリーの種類も多くなり、ファッションの幅はかなりの広がりをみせています。
ただスタージュエリーは伝統にとらわれることなく、常に新しいジュエリーを発表し続けています。